2025年9月18日 株式会社AI教育ラボと株式会社 ZenXはEQとSQを可視化・数値化の共同研究開発を開始
共同研究開発の詳細はこちら
【概略】
株式会社 ZenX(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:後藤 正宏)は、株式会社AI教育ラボ(代表取締役:鈴木 秀顕〈松蔭大学准教授〉)と共同で、人の感情や人間関係の力を数値化し、AIと組み合わせて活用する新しい人材育成モデルの研究を2025年9月より始めました。本研究では、管理職・マネジメント職・リーダー層を対象に、EQとSQを可視化・数値化し、人材配置の最適化、育成の精度を高める仕組みの構築を目指します。
※EQ(Emotional Intelligence Quotient: 心の知能指数):感情を理解し、人との関係をよくする力。※SQ(Social Intelligence Quotient: 社会的知性):周りの人と協力し、うまくチームをまとめる力。

■ 研究の背景
AIや自動化が進む今こそ、感情を理解したり、人をまとめたりする「人間らしい力」が大切です。様々な業界をみても、EQ課題、SQ課題が、離職率が高まる背景の一つと考えられます(表参照)。
実際、日本の管理職の約40%が「部下とのコミュニケーションに課題」と回答しています。(アシロ公式リリース「ベンナビ労働問題」調査)。管理職やリーダーには、感情や状況を読み解き、他者と協力してチームを導く力が不可欠ですが、従来から経験や勘に頼ることが多く、科学的に再現することは困難でした。
※本研究で課題解決に繋げたい業界ごとの課題(例)

世界の企業の約78%が業務の一部をAI化(McKinsey, 2025調査)
一方で、AIでは代替できない「人間特有の力」をいかに測定・活用するかが、今後の組織競争力の鍵となります。EQやSQは、AI時代の人材戦略においてますます重要性を増しており、企業や教育機関にとって新たな科学的指標の確立が急務となっています。
■ 本研究のゴール
- EQとSQを測り、見える化する仕組みをつくります
- AIを使って「誰がどの仕事に合うか」を見つけ、最適な人材配置のヒントを提供します
- リーダーを科学的に育てる方法を確立します
測定予定スキル:共感力、協調性、組織理解、適応力、影響力、ビジョニング、啓発力、問題解決力、創造力など
■ 今後の展望
社員のEQ・SQを把握し活用することで、チームビルディングの精度向上も期待でき、大手企業の人材配置を適正化し、グローバルで戦える会社を創出します。また、地域や学歴を問わず、多様な人材がステップアップできる環境づくりに寄与するほか、科学的データに基づく組織運営により、経験や勘に頼らない再現性の高いマネジメントが可能となります。全国の企業・教育機関に展開し、AI時代にふさわしい人間中心の組織づくり推進をめざします。












